代替馬 スピカシチー(カメルーンU) 第5戦


友駿愛馬第38号はマリアンヌシチーの代替馬。

スピカシチー(カメルーンU)とアリエルシチー(フランスU)に振り分けられたがアドマイヤムーンに対する思い入れと早期にデビュー出来そうだったことからアリエルの打診を断りスピカシチーに交換して貰った。

思惑通り2歳7月の早期デビュー。小柄だし結果は諦めていたが、見どころのある末脚で7着。

2走目も大きな出遅れがなければ出走奨励金はあった。

しかし、3走目は課題のスタートは今までにないほど大きく出遅れ、道中も鞍が変位するなど戦わずして大敗。4戦目も10日ルールからわざわざ東京に遠征して結果を残せず。

何やってんだッ!!


前走後、宇治田原優駿ステーブルへ放牧に出されましたが、11月3日に帰厩しました。

次走はまたまた10日ルールギリギリの13日の出走を模索。しかしここは牡馬との混合戦で弱い牝馬には無理。

成績を残したいのなら20日の牝馬限定戦にすべきで、まず出走ありきの厩舎のやり方に怒り倍増。

ダメだ、こんな厩舎は。

・・・と言っていたら案の定、

11月13日 京都2R 2歳未勝利 芝1600mに出走!!

鞍上は初戦で素晴らしい騎乗を見せた頼れる太宰啓介騎手。

そして結果は6着/10番人気。見事に出走奨励金を確保。

やはり輸送の少ない京都だと力が出せる。

そして太宰啓介騎手とは手が合う。

とはいえ、これで道中距離ロスなく回って来てのもので、能力的にはギリギリ掲示板級。

代替馬としては申し分ない働き。


レース回顧と時計の分析を掲載。

(2011年11月14日完結)

2011年11月8日立ち上げ

●前走後、宇治田原優駿ステーブルへ放牧に出されましたが、11月3日に帰厩しました

 前走後、いつものように宇治田原優駿ステーブルに放牧に出されていた我らが愛馬スピカシチーですが、11月3日に栗東トレセンに帰厩しました。

 そして、前走は帰厩後10日経たなければ出走出来ない10日ルールがあることから、10月10日の東京競馬場しか出走できず(もちろん1週待てば関西や新潟でも出走できたわけですが、10月10日は盛岡競馬の代替開催で東京競馬場のみの開催でした)わざわざ遠征し大敗しました。

 今回も10日ルールですと11月13日しか出走できず、この日の京都2Rの芝1600mを目標にしているようです。しかし、ここは牡馬との混合戦で出番は少ないでしょう。本当に勝ちに行く気があるのなら20日の同条件の限定戦にすべきで、いかに出走ありきで馬の成績のことなどを考えておられないかよくわかります。

 村山明調教師は1口馬主界では人気がありませんが、その理由がよくわかります。これじゃ、よほどの能力の馬でないと成績を残せませんもんね。

これ以降は11月9日に作成

●気になる出馬想定表(11月13日 京都2R)

出馬想定表 11月13日 京都2R 2歳未勝利 芝1600m フルゲート18頭 想定数11頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
アロマティコ 佐藤哲三 10/23 新馬 京都芝1800
サフィラ 国分恭介 10/22 新馬 京都芝1400 10
サマーロータス 10/29 未勝利 京都芝1600 11 11 15
シゲルヒメリンゴ 北村友一 10/22 未勝利 新潟芝1600
シゲルブルーベリー 国分恭介 10/29 未勝利 京都芝1600 16 13
スピカシチー 太宰啓介 10/10 未勝利 東京芝1600 10 11 11
トップバゴスター 和田竜二 10/30 未勝利 新潟芝1600
ナガラクラウン 川島信二 10/22 未勝利 京都芝1400 10 15
ニーレンベルギア Mデムーロ 10/22 未勝利 京都芝1600
マイネルアクロス  7/23 未勝利 新潟芝1800
マナウス Mデムーロ 10/30 新馬 京都芝1600

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 「初」は初出走の馬 数字は優先出走順位 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート18頭のところに現在11頭出馬想定されています。

1番人気になりそうなマナウスは初戦で私の愛馬マデイラの3着。この時も1番人気でした。これを破った愛馬マデイラは来週東京スポーツ杯2歳S GVに出走予定です。

案外頭数も少なく、弱面ですね。輸送の少ない京都ですし、初戦で見事な騎乗だった太宰啓介騎手ですし、なんだかいいところが見られそうな気がします。

これ以降は11月11日に作成

●追い切り情報(11月11日更新)

前走前 10月6日 栗東ニューポリトラック 良馬場 馬なり余力

助手
6F 85.5
5F 68.8
4F 54.5
3F 40.6
1F 12.2[8]
フォントルロイ(2歳未勝利)馬なりの内を0.9秒先行0.1秒遅れ



11月6日 栗東坂路 重馬場 強めに追う
1回
助手
4F 56.0
3F 40.9
2F 27.4
1F 14.0


11月10日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
太宰啓介
4F 54.6
3F 39.5
2F 25.9
1F 13.1
ブルーミングメイン(古馬500万下)一杯を0.2秒先行1.0秒先着
 11月6日、早速13日に出走するべく強めに追い切られています。外厩任せで自厩舎には10日ギリギリしか置かずに出走するここのやり方は嫌いです。よほど育成に自信がないのか。成績を残している厩舎は出走2、3週間前には帰厩させて手元で仕上げてくれます。こんなやり方でスピカシチーが結果を残してくれているのならいいのですが、現状、能力を出し切れていません。

 11月10日、本番で騎乗する太宰啓介騎手を背に一杯に追い切られました。今回は輸送のほとんどない京都での出走ですので、目一杯に追い切れますね。これはかなりプラスの要素です。
 また、これまでは先日6日を除くと栗東の坂路では4F57.9秒がスピカシチーの自己ベストでしたから、随分と動きは良くなっていると思います。併走した古馬500万クラスの馬にも大きく先着していますし。
 ということで、私ほっさんの追い切り評価は「B+」です。スピカシチーなりにはかなり良い状態と思います。出遅れが気になりますが、今回は人気以上に走ると思いますよ。

●出馬確定表

出馬確定表 11月13日 京都2R 2歳未勝利 芝1600m 出走数11頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アロマティコ 佐藤哲三 10/23 新馬 京都芝1800
クリノラウエン 渡辺薫彦 10/30 未勝利 新潟芝1600 16 17 14
サフィラ 国分恭介 10/22 新馬 京都芝1400 10
シゲルヒメリンゴ 北村友一 10/22 未勝利 新潟芝1600
シゲルブルーベリー 高倉稜 10/29 未勝利 京都芝1600 16 13
スピカシチー 太宰啓介 10/10 未勝利 東京芝1600 10 11 11 B+
スリーサンハーツ 川島信二 10/22 未勝利 京都ダ1400
トップバゴスター 和田竜二 10/30 未勝利 新潟芝1600
ニーレンベルギア Mデムーロ 10/22 未勝利 京都芝1600
ボーイフレンド 小牧太 11/05 未勝利 新潟ダ1200
マイネルアクロス 蛯名正義  7/23 未勝利 新潟芝1800

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり

1番人気必至とみたマナウスが回避しました。結構な弱面揃いですが、スピカシチーも上手く出れば掲示板くらいはあっても不思議はないと思います。

●京都芝1600mコース解説

 スタート地点は向正面2コーナーのポケット。
 内回りで使用されるレースは芝1400mと同じで、2歳、3歳限定の新馬、未勝利、500万クラスのレース。
 スタートから3コーナーまで直線で、距離も十分にあるため、マイル戦にしては前半は落ち着きやすい。
 特に新馬戦などは、折り合い癖をつけてゆったり走らせたいと思う気持ちがあるため、上がり3ハロンの勝負になることもめずらしくない。
 枠順の有利・不利はほとんどない。
 3コーナー入り口の坂の頂上付近までにいい位置を取って脚を溜めて、直線での末脚比べとなる。ただし、新馬や未勝利戦では、後方に待機して強烈な末脚を使える馬はそれほど多くない。
 将来的には、差し、追い込み馬であってもデビュー直後は力の違いで先行できてしまう。したがって、数字上は逃げ〜先行での好走が最も多くなっている。

有利な枠順 フラット
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント 最後の直線での末脚
種牡馬ベスト サンデーサイレンスが断トツ、トニービン
連対騎手ベスト 武豊、安藤勝己、ペリエ、岩田康誠、藤田伸二
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分36秒0 1分36秒8 1分38秒2
2歳未勝利 1分35秒7 1分37秒0 1分39秒5
2歳500万 1分35秒4 1分37秒9
3歳新馬 1分36秒8 1分37秒0 1分36秒9
3歳未勝利 1分35秒7 1分36秒6 1分37秒4 1分40秒0
3歳500万 1分35秒0 1分35秒4 1分37秒1 1分38秒0
古馬500万 1分34秒6 1分35秒6 1分37秒9

●騎手は太宰啓介騎手(ほっさん評価「C」)

 今回のスピカシチーの鞍上は初戦に次いで2回目の騎乗となる私ほっさん愛馬との相性が抜群にいい太宰啓介騎手です。スピカシチーの初戦は11番人気と低評価ながらも7着と出走奨励金を確保。その昔はダブルダンスシチーもチャーミングシチーも彼が騎乗するまでは低迷し頭打ちかと思われましたが、彼が騎乗し好走したあとは安定した走りを見せてくれました。そんな彼の手綱捌きに私は大きく期待しています。

 2011年11月10日現在、中央通算348勝、勝率5.7パーセント、連対率11.4パーセント、GT勝ちはまだありませんが、重賞2勝されています。
 昨年(2010年)は中央30勝、勝率4.1パーセントと厳しい数字でしたが、今年もここまで25勝、勝率4.3パーセントと昨年同様の数字です。


 私ほっさん愛馬への騎乗は今回で7回目です。共に9番人気のダブルダンスシチーを5着→2着と上手く騎乗していただき、次走(残念ながら武豊騎手に乗り替わり)で勝ち上がるきっかけを作ってくださいました。もっとも、この時、私はこのサイトでダブルダンスシチーは人気はないものの、かなり自信があると言っていました。少し人気が無さ過ぎた感がありますが、それでも太宰啓介騎手の手腕がなければここまでの結果はなかったでしょう。

 馬券的にはおいしい騎手ですね。武豊騎手などは、実際の馬の実力よりも騎手人気で馬券が売れて人気になっちゃいますから、馬券的にはなんの旨味もないですが。どちらかと言うと太宰啓介騎手の場合は彼が騎乗するから馬券がよりよく売れるということはないでしょう。

 またチャーミングシチーでも15番人気で4着にもってきて、それ以降の躍進のきっかけを作ってくれるなど私ほっさん愛馬とのもっとも相性の良い騎手と言っても過言ではありません。全て人気よりも上の着に持ってきてくれていますし、人気を大きく上回る好結果が多いです。


 太宰 啓介(だざい けいすけ)は1979年4月22日生まれの32歳。日本中央競馬会(JRA)栗東トレーニングセンター所属する14年目の騎手である。騎手免許は平地競走、障害競走両方の免許を所持しているが、障害競走への騎乗経験は現在の所ない。現在はフリー。父は同じく日本中央競馬会(JRA)栗東トレーニングセンター所属の調教師だった故太宰義人師。

 1998年競馬学校騎手課程第14期生、太宰義人厩舎所属騎手としてデビュー。同期には池添謙一、中谷雄太、穂苅寿彦、荻野要、酒井学、白浜雄造、竹之下智昭らがいる。デビュー年は合計34勝を挙げ関西のフェアプレー賞を受賞、また2006年にも同賞を受賞した。

 初騎乗・初勝利馬の他、重賞・GTへの初騎乗馬も父の管理馬にて記録するなどデビュー後、父義人より管理馬の大半の騎乗を託されていた。2005年4月にフリー騎手となるが、転向後も騎乗馬・勝利数を伸ばし、2009年には自己最高となる45勝を挙げ、デビュー年度より13年連続で2桁勝利を記録している。2010年4月10日に通算300勝を達成した。

 なお、当初は2007年3月21日付けで再び太宰義人厩舎所属となる予定であったが、19日に父が亡くなった為に引き続きフリーとなっている。

 デビュー1年目の函館3歳ステークスを皮切りに毎年重賞への騎乗を続け、2000年根岸ステークス(エイシンサンルイス)や2001年菊花賞(マイネルデスポット、勝ち馬はマンハッタンカフェ)などでの連対実績もあるが、勝ち星を挙げるまでには至らずJRA重賞は未勝利であったが、2011年4月23日に、福島牝馬ステークスをフミノイマージンで優勝し、14年目にして重賞初勝利を挙げた。6月19日にはマーメイドステークスでフミノイマージンに騎乗し、重賞2勝目を挙げた。


「思い切りの良い騎乗が持ち味。ちょっと大味すぎるところはある。叩いて強引にハナに行く競馬が多く、最後方から派手に追い込んでくることも少なくない。前傾姿勢をとって追いはしっかり。持続力も十分だ。折り合いを欠くケースはあまり見られないが、ズブい馬に乗ることが多いからだろう。馬群の中からの競馬は得意ではない。マークされる立場になると弱いのか、1番人気での成績はひと息。近年の連対率は2007年が.167、2008年が.316、2009年が.500となっている。2・3番人気での連対率は2007年が.255、2008年が.351、2009年が.375で1番人気での数字を上回ることが多い。あり得ない逆転現象が起きている。伏兵馬での一発は大きな魅力。2009年は単勝3000円以上が6本で、19480円や8710円があった。裏開催回りが基本で北海道には遠征しない。小倉で活躍するイメージがあるが、京都・阪神に比べて連対率に差はなかった。野村彰彦厩舎と大橋勇樹厩舎で成績が上がっている。自身の騎乗ぶりと同じく、ギャンブル的な狙い方をしてハマることがあるだろう。」(佐藤祐樹元地方競馬騎手)

 ほっさん愛馬での成績 (6戦0勝)

 2007年12月 1日 ダブルダンスシチー 沓掛特別 500万下 中京ダ1700m  5着/9番人気
 2008年 1月 5日 ダブルダンスシチー 500万下        京都ダ1800m  2着/9番人気
 2009年 7月26日 チャーミングシチー 足立山特別 500万下 小倉芝1800m 11着/11番人気
 2009年10月18日 チャーミングシチー 500万下         京都ダ1800m  4着/15番人気
 2009年11月 7日 チャーミングシチー 500万下 牝馬限定  福島ダ1700m  5着/7番人気
 2011年 7月10日 スピカシチー     2歳新馬         京都芝1400m  7着/11番人気

これ以降は11月12日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「主力対等」


予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU
アロマティコ
マイネルアクロス △△ △△
シゲルヒメリンゴ
スピカシチー
ボーイフレンド
スリーサンハーツ △△ △△
トップバゴスター
ニーレンベルギア
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
ニーレンベルギア 2.4
アロマティコ 3.6
マイネルアクロス 5.1
スリーサンハーツ 7.0
中 略
サフィラ 19.6
シゲルブルーベリー 24.5
スピカシチー 30.0
クリノラウエン 36.0



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
スピカシチー 58 56 51 58
アロマティコ 64 64
ニーレンベルギア 75 75 72 65

デイリー馬三郎

予想印

◎ ニーレンベルギア
○ アロマティコ
▲ マイネルアクロス

以下省略

スピカシチーは無印

見解

 「ニーレンベルギアは手応え以上に長くいい脚が使えるタイプ。発馬に進境がうかがえ、引き続き状態は良好。ここで決める。逆転候補は上積み十分の○。」

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

スピカシチー(8着)

 「出遅れてしまい、向こう正面も掛ってしまいました。もう少しスムーズに運べれば差を詰めていたと思うので立て直しで次走に備えます」(村山明調教師・友駿ホースクラブ公式HP)

●各陣営のコメント

スピカシチー

 「前走は最後もう少し脚を使えると思ったけどね。状態は悪くないので流れが向いてほしい。」(村山明調教師・デイリー馬三郎)

●ほっさん予想

 1番人気必至と思われたマナウスの回避でますますチャンスが出て来ました。

 スピカシチーはデビュー戦は京都でしたが、7着と素晴らしい末脚を見せ相性が良いことは明らかです。また鞍上もその時と同じ太宰啓介騎手です。

 せっかくデビュー戦でいい走りをみせながら、村山明調教師はまず出走ありきで、新潟や東京など馬格のないスピカシチーに遠征ばかりをさせ、しかもワンパンチ足りない牝馬にもかかわらず牡馬との一般戦にばかり出走させます。

 これでは走るモノも走らず、大きく出遅れを繰り返し大敗ばかりでした。


 しかし、輸送の少ない京都なら別です。私は掲示板も大いにあると思います。追い切りも直前で目一杯に追えていますし動きもスピカシチーとしては良いですね。

 私ほっさん愛馬はこれで3週連続で京都の芝1600mに愛馬が出走です。先々週はマデイラが新馬戦を8番人気で勝ち、先週はプリュムが新馬戦を2番人気2着でした。非常にいい流れで来ていますし、このスピカシチーにも流れに乗って好走を期待しています。

●残念ながら仕事で応援に行けません

 先々週(10月30日)、先週(11月5日)と京都競馬場に愛馬の応援に行った私ほっさんですが、今週(11月12日、13日)は共に仕事の為に現地に応援に行くことができません。スピカシチーはまだ生で見たことがなく、現地に行きたいのですが、こればかりはどうしようもありません。更に今回はいいところまで行けそうな予感がしますし。

 ということで、現地観戦レポートはありません。

これ以降は11月13日に作成

●レース 

 ここまで4戦共大きく出遅れている我らが愛馬スピカシチーですが、今回は出は良かったものの、物見をするような感じでダッシュが付かず、やはり出遅れます。

 最初は10番手になってしまったスピカシチーですが、道中最内からポジションを押し上げて行きます。3角も4角も距離ロスを防ぐために最内のラチ沿いを走り、6番手まで上がります。

 直線を向いて一瞬、ほんの一瞬伸びかけてオオッと思わすのですが、それは一瞬ですぐに脚色が前と同じになり、しかし、鞍上の太宰啓介騎手はそこから良く持たせ、6着で入線。見事出走奨励金を確保すると共にスピカシチーの最高着を更新してくれました。

 やはり、輸送の少ない京都は走りますし、太宰啓介騎手も手が合います。

●時計の評価

 今回のスピカシチーの走破時計1分36秒4良馬場は、京都芝1600mの2歳未勝利クラスの過去10年間の平均勝ちタイムが1分35秒7良馬場ですから、まだまだ勝ち負けには届きません。

 しかも、今回は出遅れはあったとはいえ、距離ロスなく上手く走ってのものですから、やはり良くて掲示板程度の能力なんでしょうね。

 とはいえ、今回も牡馬との一般戦でしたし、牝馬限定戦なら掲示板に引っかかる時もあるのではないでしょうか。

これ以降は11月14日に作成

●気になる賞金は

 今回の愛馬スピカシチーの賞金は、6着の出走奨励金が35万円。出走手当が357000円ですから、707000円ということになり、1口にしますと約1200円程度と思われます。

●今後の展望

 牡馬との一般戦で6着までくるのですから、牝馬限定戦なら掲示板も夢ではないと思います。ただし、それは輸送の少ない京都での話で、坂のある阪神ですとどうなるかわかりませんし、関西圏以外の競馬場ならもっと着は下がると思います。

 太宰啓介騎手の手が合うことも間違いないので、ずっと彼を起用して欲しいですね。

 そこまで走る条件がわかっていながら、村山明師は小倉などに移送するのでしょうね。

●最後に

 スピカシチーは代替馬ということで、これだけ走ってくれれば恩の字です。私はデビューの遅そうなアリエルシチーをわざわざ替えてもらった口ですが、ここまで2歳戦で5戦。しかも出走奨励金を3度確保と大満足です。

 私は本年クレセントシチーが勝ち上がるまで、何頭も代替馬をいただきましたが未勝利でした。ですから、私の中で代替馬は走らなくて当然なもので、このスピカシチーくらい走ってくれると本当に得した感で一杯です。

 良い馬をいただきました。勝てなくていいので、3歳の引退期限までにコンスタントに走らせてくれれば十分です。ただ、村山明調教師の遠征や牡馬との混合戦ばかり使うやり方には怒りを覚えますが。


 さあ、次も掲示板を目指して頑張れスピカシチー!!

最後までご愛読ありがとうございました

2011年11月8日立ち上げ 9日、10日、11日、12日、13日、14日加筆
スピカシチーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2011年10月10日 第4戦 2歳未勝利 東京芝1600m (8着/10番人気)

2011年 9月 3日 第3戦 2歳未勝利 小倉芝1800m (11着/11番人気)

2011年 8月14日 第2戦 2歳未勝利 新潟芝1800m (11着/12番人気)

2011年 7月10日 デビュー戦 2歳新馬 京都芝1400m (7着/11番人気)

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